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先輩社員インタビュー

富田晟央さん

部署名  / 経理、データサイエンス

1997年生まれ、神奈川県出身。東京理科大学工学部情報工学科在学中、2018年9月に株式会社パーツワンの長期インターンへ参加。経理とデータサイエンスを担当し、経理業務ののサポートや会社のIT活用・推進に努めている。インターンリーダー。
趣味はダンス。
一緒に働く仲間から見た富田晟央
・語りだしたら止まらない!愛の溢れるインターンリーダー
・全てのインターン生に愛情を注ぎ、行き先を示す道しるべにも、羽を休める止まり木にもなる人格者
・まじめで誠実な性格で、仕事を任されたり当事者意識をもって会社の改善に関わる人物
・数字の海へ飛び込める勇者。この果てをトミーは知っている。

パーツワンで長期インターンを始めた理由を教えてください。

たまたまイベントで長倉社長の話を聞いて、詳しく話を聞きたいな…と感じたのが始まりで、気づいたら選考を受けていました。
私は元々実際の業務が見えないようなインターンは意味がなく、インターンをやるなら、社員と同じ景色を見たい、と考えていました。つまり「会社の中身を全部見せてくれるところはないのか」と思っていたわけです。
そう思っていた矢先、たまたまイベントで長倉社長の話を聞く機会がありました。長倉社長は終始「私はこういう人間です」「こういう人を会社は求めている」と話していたように思います。「そうそう、そういう話が聞きたかったんだよね!」と僕は胸が躍りました。

その後、長倉社長にアタックをかけ、会社訪問ののち講座を3回受けることになりました。これがまた面白かった。「将来どんな人になりたい?」「人から頼れる人になりたいです」「頼れる人ってどんな人?」「・・・」こういうやりとりが頻繁に起こりました。
身近な大人といえば両親や学校・塾の先生で、基本的に教わることの方が多かったですが、今回は教わったのではなく、考えさせられたのです。そういうきっかけを意図的に与える大人というのが新鮮で、それだけで魅力的に思えました。
マーケティング講座ではこんなやりとりがありましたね。「立ち食いそば屋って何を売ってると思う?」「え、蕎麦ではないのですか?」「じゃあ、なぜ立ち食いなの?」「確かに…」この問の正解は「時間」でした。立ち食い蕎麦屋の客層は会社員が多いです。彼らは料理の味や店の雰囲気よりも短時間で昼食を済ませることを重視しています。ゆえに、立ち食い蕎麦屋は本質的には時間を売っている、という話でした。
衝撃でした。このとき僕は、仕組みを作る側は仕組みに動かされる側より面白そうだと思いました。
この人の近くにいればそのためのノウハウが学べそう、そう思ったので僕はインターンを決心したのだと思います。

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ありがとうございます。
富田さんが今行っている業務について教えてください。

部署では、経理とデータサイエンス事業部にいます。
データサイエンス事業部というのは、元々私の選考プレゼンの中で提案したものでした。プレゼンのテーマは、「パーツワンのインターンを通じてどんな人材になりたいか」でしたが、自分が情報工学を専攻しているのもあり、プログラミングや情報技術を持ってこれるのではないかと考えてデータサイエンスの活用を発表しました。
しかし、これはすぐに実現したわけではありません。というのも、私が大学で知識として得たものは知識・スキルどまりだったので、実際にそれがどのように社会で活用されているのかを分かっておらず、イメージをすぐに実行に移せませんでしたし、有効に使いこなす戦略をパーツワンに提示することもできませんでした。
ですが、今ではそれらを理解し、提案し、実行しています。「理解している」というのは、ある人が今どんな仕事を、どんな環境で、どんな手順で行っているのか、そしてそれが達成するための道筋が分かっている状態です。理解ができれば、そこに情報技術を滑り込ませて効率化や自動化できる部分がないか検討できます。
こんな風に自分のアドバンテージを活用するフィールドと提案内容を継続的に提案・実行してきました。その甲斐あって、データサイエンス事業部は正式に発足しました。
パーツワンにおいて、データサイエンス事業部は大きく分けて2つの意義があります。
1つ目は、人間にできることを機械にやってもらうことです。
人の労働を機械でまかなえるのなら、それに越したことはないですよね。例えば、文字の自動入力や、AIによる画像分析などです。
2つ目は、人間にはできないことを機械にやってもらうことです。
例えば、分析から導き出される顧客の分類です。お客さん一人ひとりの分析から導き出される傾向などは、人の手でやるととんでもない時間と負担がかかりますが、機械の力を使えば一瞬で必要な情報を並べたり分析したりすることができます。

ありがとうございます。今やどの業務とも組み合わさって業務改善を行っていますよね。
今までのインターンの中で、辛かったときはありましたか?

当然ありました。入って5ヶ月目くらいの話です。このときが1番きつかったですね…最初の3ヶ月はほぼインプットで、順調でした。その後はオフィス内全体で最大効率となるよう動くことが期待され、教える側になることもありました。自分で考え行動する場面がどんどん増えていったわけです。
このとき辛かったのは仕事の負荷ではなく、失敗が怖くて臆病になった結果,失敗を繰り返したことでした。自分で何かやってみようと思っても、指示を受けてないからやめておこう…と引っ込んでしまっていました。「正解」を聞くことが最良だと思うようになっていたのです。しかし、自分の中で、最初にプレゼンしたようにやってみたいことはあったし、社員さんも時間をとって教えてくれていたので、自分の中で責任感や使命感のようなものと、辛い感情が天秤のようにせめぎあっていました。
そういうときは、息抜きが必要ですよね。あのときは、鎌倉を散歩することにしました。先に結論を言ってしまえば、それで悩みが消えたわけではなかったですが、一旦悩んでいる自分を棚上げして、「悩んでいる自分」を多少客観視できたのは事実です。
そして、「自分が何をしなければならないのか」という点を感情という靄を払って整理することができ、感情に押しつぶされた思考放棄状態から脱却したので、「辛い」という感情は理屈で説明できないから一旦置いておくか、という判断もできるようになりました。
その後、ときに叱られながら、少しずつ行動と結果が伴うレベルに改善していきました。具体的に変えた行動は小さなことですが、4つです。

➀社員を苗字呼びから名前呼びにした
呼び方ひとつで何が変わるのかと思う人もいるのでしょうが、私にとっては重要でした。私は基本的に「苗字+さん」と人を呼ぶことが多いです。それは自分が相手に感じる距離感を象徴するものでもありました。だから、あえて呼び方を名前に変えることで「この人はもっと親しく、もっと気軽に質問して大丈夫」と自分に安心を与え続けようとしたわけです。

②ネガティブな言葉を実際に口に出すのをやめた
私は、辛いときに「平気、へっちゃら!」と自分を鼓舞できるような精神を持ち合わせてはいません。だからといって、しんどい、辛い…と言葉にしても、状況が好転したり、気持ちが切り替わるわけではありません。だから「心で思うのは仕方がない、でも言葉に出すのは無駄だからやめよう」と決意しました。すると、「(しんどいなぁ)…よし….次。」と凹みつつも、なんとか次のことを考えることが出来るようになっていったのです。

③些細なことでも「なぜ?」と自問することにした
自分が辛いと感じる理由を自分でよく考えて、それでも答えが出なかったからこそ私は、自分の根拠のないネガティブ思考が無駄を生む場合がある、と指摘した上司の言葉に納得できました。それを契機に自問自答が自分の気持ちの整理や行動の整理にとても役立つことを、実感を伴って理解したのです。これはあらゆる場面で役立つだろうと思い、習慣化しようとこの行動を設定しました。自問に対して自答できない場合は、問自体が破綻しているか、あるいは今の自分に出せる答えではないため人を頼るべき場面と判断することにしました。

④自分の中で理論立てて「間違ってはいない」と思えたことは、自分で実行してみる 
失敗に怯える私は、些細なことであっても、言質が取れないと安心できませんでした。それは、受けた指示をただ実行していただけだからです。それではダメだと思い、「間違えるのは嫌だから、人の指示に従う」のではなく、「間違えるのは嫌だから、不正解を考えて避ける」という方法に変えました。その結果が間違っていたとしても、自分がどうしてその道を選んだのかを説明できれば怒られることはなく、むしろどこで道を間違えたのかフィードバックが返ってくるので、生産性も高まりました。

 以上のような工夫を続けたことが、メンバーからの信頼と自信につながっています。今は、その地道な積み重ねを、より凝縮した形で後輩に提供することが私の仕事の一環です。インターン歴は新卒より長いのに、肩書は学生という特殊な立場を利用し、後輩のメンター的な役割も担っています。

富田さんの責任感の強さがよくわかるエピソードですね。
そんな経験を踏まえて、また、インターンリーダーとして気を付けていることはありますか。

パーツワンはインターン生の方が正社員よりも人数が多いこともあります。インターン生が中心に進めているプロジェクトがあるほど、会社は私たちの能力を高く評価してくれています。
私も自分の経験から得たものを凝縮して後輩に届けることで、インターン生がパーツワンの戦力となれるように心がけています。それは仕事や業務にとどまらず、例えば大学との両立や、自分がつらかったこと…など様々な経験を共有することで、皆が楽しくインターンできるような環境を整えることも大切だと考えています。自分がつらかった時に励ましてくれた社員さんのように、自分も後輩の心に寄り添いたいですね。
相談を受けることも多くありますが、このときに気をつけていることは2つあります。
1つ目は、中立的な立場で聴き、フィードバックを返すことです。先輩として、メンバーの1人として、会社の意向を勝手に歪める発言は許されません。まずは聴きに徹し、次に機械的に会社が求めることと社長や社員が求めることを伝えます。
2つ目は、自分の見解を述べることです。1つ目のことを前提として、つまりあなたが会社に何を求められているのかを伝えます。加えて、自分があなたと同じ立場ならどう思い、どう行動するかという私の解釈も伝えます。メンバーとしての立場と相談役としての立場を両方満たすためにはこの2つが欠かせないと思います。
例えば、一定の基準を満たしていないと評価され、簡単なフィードバックをもらった場合、インターン生は具体的に何が悪かったを考えると思いますが、自分一人だけでは難しい場合も多いですし、社員さんに相談しにくいこともあると思います。(私がそうでした。)そこで、どう教わったのか、どう行動したのかを相手にアウトプットさせる事で、評価された原因を評価基準や社員さんのモノの見方と共に伝えます。そこに私の経験談も交えることで、説得力のある助言になればと考えています。

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業務的にも感情面にも、富田さんのが多くのインターン生の助けになっていると思います。
では、パーツワンの人たちを形容するとしたらどう表しますか?

パーツワンは懐が広いというか、許容範囲が広いですよね。
パーツワンって、皆が同じ方向を向いている集団とよく表しますから、そこにいる人も似たり寄ったりで、皆論理的な思考をする人達だという印象を持ちがちなのですが、そんなこともないんですよ。一人ひとり理解の仕方も説明の仕方も違いますし、何より得意分野が違います。メンバーが増えたことで多様性が増しましたが、共通しているのが、そういう多様性を許容できるということなんだと思います。
最初から拒絶することをせず、まずは受け入れて考える…なんでこういう発言をするんだろうとか、なんでこんな考え方するんだろうというのををまず考える人ばかりです。
だからといって全員を受け入れるわけではなく、採用ではきちんとしたブレない基準を持ち、確固たる軸があります。そこがパーツワンの特徴だと思います。

最後に、富田さんの仕事への向き合い方を教えてください。

そうですね…私が持っている視点と社員さんが持っている視点は少し違うと思います。
社員さんはお客様のために仕事をしているので、お客様が基準です。お客様に対していいアプローチや提案が出来るか、ということを常に考えています。対して、私はそのように努力するパーツワンの人たちをどう支えていくかという点を考えています。
実は、これは対象が違うだけで考え方は同じなんです。
例えば、社員さんはお客様に喜んでほしい、期待を超える提案を作りたいと考えて、お客様のことをお客様以上に考えています。私は、社員さんが「トミー(そう呼ばれています)のおかげで助かったよ!」って言ってくれることを目標に考えます。なので、社員さんのことを誰よりも理解してサポートしなければならないんです。だから、同じレベルで仕事を考えて業務や仕組みを理解しています。
さて、データサイエンス事業部を運用している今、私はインターン生として入社した当時の目標は達成できたと思っています。だから私は、新しい目標に向かいます。教育者兼マネージャーとしての活躍です。
これまでは、プレイヤーとして会社に貢献できるフィールドを広げてきました。その経験から得た考え方や技術を後輩に教授すること、事業部のマネージャーとして進捗管理とタスク管理を行うこと、この2つが私の今後の目標となります。私が1年以上かけて身に付けたものを今度はもっと短い期間で後輩に教える…なんともやりがいを感じる仕事です。どちらも伝え方と伝えるタイミングで同じ内容であっても結果が大きく変化し、私の裁量次第で良い方向にも、悪い方向にも転びかねないような責任ある仕事です。そんな責任ある仕事を任せてもらえる信用が自分にある、というのはとても嬉しいことですよね。
私の仕事への向き合い方をひとことで表すなら「感謝」だと思います。
仕事を任せてもらえることへの感謝、仕事のイロハを教えてくれる上司への感謝、自分の教え方を褒めてくれる後輩への感謝、成果を称えてくれるメンバーへの感謝、困っているときに相談に乗ってくれるメンバーへの感謝などなど、自分を認め、気遣ってくれる人のためなら自分も頑張りたいなと思っています。

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