”もったいない文化”の発祥国となる日本。2004年にノーベル平和賞を受賞したワンガリ・マータイ氏(ケニア環境副大臣)が”mottainai”を標語に環境保全運動を進めたことによって、世界的に知られる単語となりました。
いつの間にか日本は世界有数の食料廃棄国となり死語になりつつありましたが、日本人にはもともと”モノ”を大事にする文化が備わっており、海外からも日本の”もったいない”は美徳として注目を浴びていました。 現在、大量生産大量消費の時代を終えて、世界では”循環型社会”への挑戦が求められています。
そのような時代の転換を表す一つの世界的な動きとして、SDGsという目標が2015年9月に国連サミットで採択されました。 SDGsとは「Sustainable Development Goals」の略称であり、すなわち「持続可能な開発目標」を示すものです。SDGsは、国の規模や経済状況に関わらず、国連加盟193カ国が同意をしています。具体的な取り組みとしては、健康や教育に関わる発展途上国の支援から始まり、働きがいや生産責任など先進国にとっての課題解決、そして地球規模での環境問題の解決や自然の豊かさを目指す指針が明示されています。
そうした文脈の中で、”もったいない”という日本人の文化は、これから世界でSDGsを達成していくうえでリーダーシップを発揮する領域であると考えます。戦後、製造大国として発展してきた日本は、こうした日本特有の文化を世界に向けて発信していく国へと変わっていくことでしょう。
パーツワンでも、リサイクル部品業界発展の先にある一つのビジョンとして、“もったいない文化”の発信を掲げ、持続可能な社会を牽引する企業として挑戦を続けていきます。
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